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日本史には“天下人”と呼ばれる人物が三人います。織田信長、羽柴秀吉、徳川家康です。なかでも家康は、征夷大将軍となって江戸に幕府を開いて以降、十五代、265年にわたる驚異的な長期政権を実現させました。それは織田信長にも羽柴秀吉にも成し得なかった偉業。裏を返せば、信長にも秀吉にもなかったものが家康にはありました。それが儒学だと私は考えています。なぜ家康は儒学を重視したのか。また、将軍家の帝王学である儒学が、いかにして商人や農民まで浸透したのか。本書ではその過程をつまびらかにしていきます。
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