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本書は4部から成り、初期のアイデアから後期の考察まで、ボウルビィの思考を網羅する。第1部では、喪失・悲哀・うつ病に関する文章を収録する。ここには、防衛機制の役割に関する、ボウルビィの考えの概要が現れている。第2部では、不安、罪悪感、同一化に関するボウルビィのアイデアを扱う。ここには、ボウルビィが疎開した子どもたちと関わり、子どもたちを観察したことから得た考察が反映されている。第3部では、コンフリクトをテーマとした3つのセミナーを扱う。これらのセミナーにおいてボウルビィは、自身の臨床概念を政治哲学や精神分析に革新的な方法で接続した。第4部では、トラウマや喪失感、そしてセラピストとしての自身の仕事について、ボウルビィ自身が後年になって考察を深めている。本書は、ボウルビィと精神分析との関係を明らかにするだけでなく、アタッチメント理論における重要概念の精緻化や、自己批判の重要な場面を取り上げる特徴的な書である。
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