新学習指導要領の目標と内容を踏まえたうえで、初等理科の基底にある理念や現代の主要な理科教育論をわかりやすく解説する現代の子どもたちは、科学の成果にはなじみ親しんでいるものの、科学が対象にし問いかける自然そのものからは遠ざかりつつある。そうした子どもたちに、最初に理科・科学を教える小学校の教師は大きな役割と重い責任を担っている。
本書は、新学習指導要領の目標と内容を踏まえたうえで、初等理科の基底にある理念や現代の主要な理科教育論をわかりやすく解説し、実りある実践に必要不可欠な理論と実践を系統的に取りあげる。小学校教員を目指す学生に役立つ最新のテキスト。
監修者のことば
はじめに
第?部 初等理科の基本的視点
第1章 世界の初等理科教育の歴史
1 初等理科教育の成立
2 イギリスにおける初等理科教授の思想
3 ドイツにおける初等理科教授の思想
4 アメリカにおける初等理科教授の思想
第2章 日本の初等理科教育の歴史
1 明治初期における近代教育制度の創始と科学教育の導入
2 教科「理科」の出現
3 大正期における初等理科教育
4 昭和戦中期における初等理科教育
5 戦後以降の初等理科教育
第3章 初等理科教育の目的・目標と科学的リテラシー
1 理科教育の目的の特質と目的設定の論理構造
2 理科教育の目的と科学観
3 科学的リテラシー
4 現代日本の初等理科教育の目標
第?部 初等理科のカリキュラムと内容
第4章 初等理科カリキュラム構成とその動向
1 科学概念の獲得を志向する初等理科カリキュラム
2 ヒューマナイジングを志向する初等理科カリキュラム
3 日常生活との関連を志向する初等理科カリキュラム
4 創造性の育成を志向する初等理科カリキュラム
第5章 初等理科教育の内容の柱???エネルギーとその認識
1 小学校理科の「エネルギー」に関わる内容
2 「エネルギー」概念を構成する3つの要素
3 「エネルギー」に関わる児童の認識と指導上の留意点
4 他教科との関連
第6章 初等理科教育