はじめに
序 章 生涯にわたる孤立の状況と「ひきこもり」概念の限界
1 8050問題の登場
2 社会的孤立と8050問題
3 8050問題につながるのは「ひきこもり」だけなのか
4 ライフコースを通じた社会的孤立の視点
5 ひきこもり概念に潜在する課題
6 再び8050問題について――求められる新しい支援の形
7 本書の議論の見取り図
8 本書の構成
第1部 社会的孤立とひきこもりの概念
第1章 社会的孤立の概念――生涯にわたる孤立はどのように捉えられるか
1 社会的孤立への注目
2 孤立と孤独の概念
3 孤独・孤立の弊害と支援の困難
4 ライフコースと孤立
5 「参加」の欠如と「交流」の欠如
6 日本の孤立問題
第2章 ひきこもり概念の意義と限界
1 「ひきこもり」概念のどこに問題があるのか
2 ひきこもりの「過剰拡張」と「見過ごし」
3 ライフコースの視点からみたひきこもり
4 狭義ひきこもり層内部の「見過ごし」
5 広義ひきこもりへの「過剰拡張」――無業者の辺縁化
6 自立をめぐる親子間の葛藤
7 「ひきこもり」の限定的な用法
補論1 社会的に孤立する人の支援エピソードの検討
補論2 既存の「ひきこもり」研究の限界――社会学的研究の自己反省の試み
第3章 海外の孤立研究は何を明らかにしてきたのか――子ども・若者の対人不安と成人期への移行を中心に
1 ライフステージごとの孤独・孤立
2 子ども・若者の対人不安
3 若者の移行の危機
4 海外での子ども・若者の自立研究のまとめ
補論3 参加の欠如が対人交流に及ぼす影響について
第2部 統計調査にみる孤立とひきこもり
第4章 内閣府ひきこもり調査の検討
1 ひきこもり調査に含まれる課題
2 「女性のひきこもり」に関する議論の問題――2023年発表の調査を例に
3 外出という視点からみた孤立とその背景
第5章 社会的孤立に関する調査による外出限定層
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