社会的孤立の支援と制度-ひきこもりの20年から多元的包摂へひきこもりの20年から多元的包摂へ

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「ひきこもり」という枠を超える社会的孤立への支援とそのための制度とは何か。20年以上にわたる国や行政による支援の変遷、相談窓口や民生委員が直面する実態、海外の研究動向を精緻に分析し、ひきこもりなどの社会問題群を社会的孤立へと再定位する。
はじめに



序 章 生涯にわたる孤立の状況と「ひきこもり」概念の限界

 1 8050問題の登場

 2 社会的孤立と8050問題

 3 8050問題につながるのは「ひきこもり」だけなのか

 4 ライフコースを通じた社会的孤立の視点

 5 ひきこもり概念に潜在する課題

 6 再び8050問題について――求められる新しい支援の形

 7 本書の議論の見取り図

 8 本書の構成



第1部 社会的孤立とひきこもりの概念



第1章 社会的孤立の概念――生涯にわたる孤立はどのように捉えられるか

 1 社会的孤立への注目

 2 孤立と孤独の概念

 3 孤独・孤立の弊害と支援の困難

 4 ライフコースと孤立

 5 「参加」の欠如と「交流」の欠如

 6 日本の孤立問題



第2章 ひきこもり概念の意義と限界

 1 「ひきこもり」概念のどこに問題があるのか

 2 ひきこもりの「過剰拡張」と「見過ごし」

 3 ライフコースの視点からみたひきこもり

 4 狭義ひきこもり層内部の「見過ごし」

 5 広義ひきこもりへの「過剰拡張」――無業者の辺縁化

 6 自立をめぐる親子間の葛藤

 7 「ひきこもり」の限定的な用法



補論1 社会的に孤立する人の支援エピソードの検討



補論2 既存の「ひきこもり」研究の限界――社会学的研究の自己反省の試み



第3章 海外の孤立研究は何を明らかにしてきたのか――子ども・若者の対人不安と成人期への移行を中心に

 1 ライフステージごとの孤独・孤立

 2 子ども・若者の対人不安

 3 若者の移行の危機

 4 海外での子ども・若者の自立研究のまとめ



補論3 参加の欠如が対人交流に及ぼす影響について



第2部 統計調査にみる孤立とひきこもり



第4章 内閣府ひきこもり調査の検討

 1 ひきこもり調査に含まれる課題

 2 「女性のひきこもり」に関する議論の問題――2023年発表の調査を例に

 3 外出という視点からみた孤立とその背景



第5章 社会的孤立に関する調査による外出限定層

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