簡単な生活者の意見 (講談社文芸文庫)

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一九四五年―敗戦の夏以降ひたすら街を歩き回り過ごす少年、数年後に道端で石ころを拾いその声を待ちつづける青年、石ころのように偶然・無名・任意の存在たらんとした男はやがて妻と二人で団地に住まい激変した社会や家族の姿を見つめ静かに問う。高度経済成長の終焉からバブル期まで定点観測的に年一回書評紙に寄せた随想を軸に、虚偽と欺瞞に満ちた時代に抗し、「生」の原点に迫る思索的散文集。

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