犬儒派宣言 ー とまどい歩む哲学な日々 講談社選書メチエとまどい歩む哲学な日々

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すべては一匹の犬との出会いから始まった――。思いがけず犬を迎え入れることになった著者が過ごした、にぎやかで愛おしくも、ちょっぴり切ない日々を綴った哲学エッセイ。犬たちの他愛ないイタズラや、人生の転機、そして別れ……彼らとともに過ごすことで起きた大小さまざまな出来事を、英米哲学研究の第一人者でもある著者ならではのまなざしで描く。日常生活のすぐ隣に、こんなにも豊かな哲学の世界が広がっていることを教えてくれる。

「余は、大王のアレクサンドロスだ」という名乗りに「そして俺は、犬のディオゲネスだ」と答えた哲学者シノペのディオゲネス。「犬儒派」は、「キュニコス派」の訳であり、この紀元前4世紀ころの古代ギリシアの哲学者の名とともに知られている。犬儒派は価値の逆転を真骨頂とする哲学の潮流である。
「犬儒派」を宣言する本書は、ディオゲネスからさらに一歩進んで、犬の目線で世界を眺めることを提案する。
犬のまなざしで見ると、世界はどのような姿をしているのか。人間が動物とともに生きていくとは、どのような営みなのか――。哲学研究者である著者ならではのユーモアあふれる珠玉のエッセイ。

【本書の内容】
はじめに
序 哲学を選んだことの本意・不本意 
第1章 しずかと牛若の日々 
第2章 キュニコス派と犬儒派、そして「犬に酔える哲学」 
第3章 「ハチ公物語」と犬儒派の哲学 
第4章 犬儒派哲学への道のり 
おわりに 
文献表 

思いがけず犬と暮らすことになった東大名誉教授が、彼らとの賑やかで愛おしくも、ちょっぴり切ない日々を綴る。珠玉の哲学エッセイ。

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