IoTやAIの普及で激化する、通信規格における標準必須特許(SEP)をめぐる国際紛争。そこで展開される複雑な法的論点を、特許法・競争法・ライセンス契約法の多様な視点から分析。〈標準設定機関(SSO)と必須特許権者間のFRAND宣言により、SEPの権利行使がなぜ制限されるのか、ひいてはなぜ特許法、競争法、ライセンス契約法の諸原則が大きく修正されているのか〉という難問に挑み、イギリスやドイツ、アメリカにおける当分野の重要判決を、その背景にあるビジネスモデルや標準の実態を踏まえつつ比較法的に検討・解明する研究の集大成。