昭和陸軍七つの転換点 (祥伝社新書)

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陸軍は無策で無謀な日米戦争に突き進んだ―。この見方を、著者は否定する。陸軍は昭和に入ると変質し、一夕会・統制派が実権を握る。彼らは第一次世界大戦後、次なる世界大戦が予想されるなか、それにともなう国家戦略を有していた。しかし、それは刻一刻と変化する国際情勢に対応するなかで変容・転換を余儀なくされ、徐々に日本の選択肢が狭まり、日米開戦に至った。本書は、昭和戦前期の七つの事件や事例を取り上げ、その背後にある陸軍の思想・戦略を検討することで、日米開戦に至る道筋を明らかにするものである。みえてきたのは、今も変わらぬ地政学的条件に縛られた日本の姿であり、抗えない宿命ともいえるものだった。

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