膨大なデータに基づいた犯罪のリスク要因を提示し,その科学的知識を基にしたアセスメントや治療サービスという実践に導き,イデオロギーや思弁的な理論偏重の過去の犯罪学における誤った原因の帰属,誤った対処からの脱却を図る。人間の個別性や多様性への畏敬の念と心理学の実践を結びつけ,臨床におけるその重要性を示す。
本書『犯罪行動の心理学』について
序
日本語版への序
第1部 犯罪行動の心理学の理論的背景と知識基盤
第1章 犯罪行動の心理学の概要
1節 はじめに
2節 犯罪行動の心理学の定義
3節 PCCの基盤にある価値観
4節 犯罪行動の心理学の目的
5節 本書の構成
6節 まとめ
第2章 犯罪行動の心理学の実証的基盤
1節 はじめに
2節 研究デザイン
3節 通常用いられるいくつかの統計
4節 メタアナリシス
5節 媒介変数
6節 総体的犯罪率についてのコメント
7節 まとめ
第3章 犯罪学理論から犯罪行動の心理学的見地へ
1節 はじめに
2節 犯罪学的理論
3節 犯罪行動の一般的パーソナリティ理論および認知社会的学習理論
4節 犯罪行動の学習
5節 要約
6節 まとめ
第2部 犯罪行動の主要なリスク・ニーズ要因
第4章 犯罪行動の生物学的基盤
1節 はじめに
2節 遺伝と犯罪
3節 犯罪:進化の失敗か成功か?
4節 締めくくりの3つのコメント
5節 まとめ
第5章 反社会的パーソナリティ・パターン
1節 はじめに
2節 パーソナリティについての心理学的見地
3節 パーソナリティについての犯罪学的見地
4節 精神病理としての反社会的パーソナリティ
5節 一般的パーソナリティ理論と認知社会的学習理論の見地:反社会的パーソナリティ・パターン
6節 まとめ
第6章 犯罪行動における犯罪指向的な交友と態度の役割
1節 はじめに
2節 親が支配力を失うとき:交友関係へと至る道筋
3節 不良交友に関する心理学的見地
4節 犯罪に対する認