ウィリアム・モリスの夢-19世紀英文学における中世主義の理想と具現19世紀英文学における中世主義の理想と具現

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近代社会の矛盾が噴出したヴィクトリア時代にあって「中世」に理想をもとめた詩人が作品のなかに築いた夢の世界を読み解くことで、「モダン・デザインの父」「革命的社会主義者」「アイスランド・サガ翻訳者」など多才な顔をもつモリスの思想の全貌を照らす。
略 語

序 論

第一章 「中世」の理想を旅する──中世主義の史的展開
 第一節 近代の悪夢への反応
 第二節 モリスへの影響
 第三節 ロマンスの力

第二章 「中世」の美しさを讃える──初期作品における憧憬
 第一節 D・G・ロセッティの「内なる詩」
 第二節 荒墟と幻影
 第三節 「夢」の伝統

第三章 「中世」の儚さを描く──『地上楽園』における弁明と幻視
 第一節 詩人の「弁明」
 第二節 魔術師の幻
 第三節 「硬い宝石のような焔」

第四章 「中世」という希望を紡ぐ──社会主義転向と詩人の「夢」
 第一節 社会主義ロマンスの萌芽
 第二節 フェローシップの予示
 第三節 敗北と希望

第五章 「中世」からめざめる──『ジョン・ボールの夢』における「フェローシップ」
 第一節 ユートピアの夢
 第二節 天国と地上の連帯
 第三節 夢からのめざめ
 第四節 フェローシップの記憶
 第五節 民衆の聖堂
 第六節 希望とヴィジョン

第六章 「中世」という未来へ──『ユートピアだより』における「ヴィジョン」
 第一節 中世的未来の夢
 第二節 中世に対する困惑
 第三節 未来世界における成長
 第四節 夢からヴィジョンへ

第七章 「中世」をかたどる──大聖堂、書物製作、ロマンス
 第一節 ケルムスコット・プレスと理想の書物
 第二節 後期ロマンスにおける理想の具現
 第三節 フェローシップの完成

結 論

あとがき
参考文献
人名・団体名索引
事項索引

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