超絵解本 だれもがもつ“考え方のくせ” バイアスの心理学-先入観や偏見にとらわれない 合理的な判断力が身につ先入観や偏見にとらわれない 合理的な判断力が身につ

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私たちは知らず知らずのうちに,思いこみにとらわれることがあります。「自分はそんなことない!」と思うかもしれませんが,心理学によると,人間の記憶や判断などの「認知」は,先入観などから大きな影響を受けているといいます。

記憶や判断の偏りを「認知バイアス」といいます。いわば,“考え方のくせ”ともいえる認知バイアスは,だれの心にもひそんでいます。たとえば,自分とはちがう考えの人を「変わった人だ」と思ったことはありませんか? また,行列を見ると並んでみたくなったり,まわりに合わせて意見を変えたり,オーガニック食品が健康によさそうだと感じたりするのも,認知バイアスによるものと考えられるのです。

認知バイアスは,すばやい判断や心の安定などに必要な場合もあります。しかし,極端な偏りは合理的な判断をさまたげ,差別や偏見につながることもあるといいます。

この本では,日常的におこりがちな認知バイアスを,身近な事例やわかりやすい図を用いてやさしく紹介していきます。認知バイアスを理解して,客観的で合理的な判断力を手に入れましょう。
プロローグ
あなたの心にも「バイアス」がひそんでいる!

1.脳がつくる「ゆがみ」や「偏り」
脳がつくりだす「現実とはことなる」世界
人は目の前の変化を,見落としがち
A型の人は,ほんとうに几帳面?
占いが「当たっている」と感じる理由
コーヒーブレイク 人は,つごうのよい情報を「いいとこ取り」する
成功者の体験談からは学べないこともある
不幸な目にあった人は「悪い人」なのか?
たとえ自分が不幸でも社会がまちがっているとは思わない
「本人」と「まわりの人」では原因のとらえ方がちがう
人は無意識に,つじつまを合わせようとする
日ごろの習慣や知識が「発想」をさまたげることも
コーヒーブレイク なぜか正答率の低い「4枚のカード問題」

2.記憶にまつわる認知バイアス
「これくらいなら大丈夫」という思いこみに要注意!
過去の投資がもったいなくて,むだな投資をつづける
記憶は,言葉一つで変わることもある!
思い出は,あとからつくられることもある
コーヒーブレイク 一度手に入れたものは簡単にはゆずれない
「後出し」で記憶をつごうよく修正することも
完了したことより,途中で終わったことを覚えている
ピーク時と終了時の印象で,すべてが決まる
今よりも昔のほうがよくみえる?
コーヒーブレイク 多くても少なくても「1人前」が適量?

3.判断にかかわるバイアス
損をしたくないから,現状にとどまる
「考えるな」といわれると,そのことばかりが頭に浮かぶようになる
「協力」ではなく「競争」だと思うのはなぜか
レアものや限定品が魅力的に感じる理由
コーヒーブレイク 途中から希少になると,より価値があるように感じる
聞き方しだいで答えが変わる
数値を示されると,それがめやすになる
ドキドキするのは,好きだから?
何度も見ると「好き」になっていく?
コーヒーブレイク フェイクニュースが信じられるわけ
確率は低いのに「もっともらしい」ほうを選ぶ
期待をかけられるとほんとうに成果がでる
手間をかけたものには価値がある?
効き目のない「偽薬」で症状が改善する?
コーヒーブレイク おとりの選択肢で,ターゲットを選ばせる

4.人間関係のバイアス
ステレオタイプによって見えるものが変わる
あなたが思うほど,他人はあなたに興味がない
あなたの気持ちは,意外と周囲に見抜かれていない
マスコミの報道は偏っている!?
コーヒーブレイク 「自分ばっかり……」と思ってしまう
自分の常識が,「世間一般の常識」だと考える
思いだしやすいことが「よ

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